季節外れ・・・・

ここ数日、ぽかぽか天気になって、ようやく春が来た♪って感じです。　(*ﾟｰﾟ)ゞ

でも・・・・うちの薔薇乙女たちにはまだ春が来るには遠そうで・・・・

せっかく蒼星石が加わったのに、
どちらかっていうと、真冬に突入してしまったって感じかも？　(￣ー￣；





キ～ン、キィ～ン


『・・・・・・・・・・・・・』



『・・・・・・・・・・・・・・・ふんっ、悪く思わないで頂戴。』

『そのまま、nのフィールドで彷徨っていればいいのに・・・・』

『貴女がまたわたしの前に現れるのがいけないのよぉ、お馬鹿さん。』

『せめて、一突きで楽にさせてあげるわ・・・・・』

『さあ、もう一度、深い眠りにお就きなさぁい。』




『ばいばぁい、蒼星石♪』




ガチャッ！！


『水銀燈っ！！！ 』

『ちょいと待つですっ！何してやがるですか？ 』





『な・・・なにって、最後のお別れをいってたところよ。』

『貴女の大切な大切な双子の妹に・・・・・ね。』



『！！』


がばっ


『そっ、そんなことさせねーですぅ。 』

『お前になんか・・・・』

『蒼星石に指一本触れさせやしねーですっ！ 』



『あらあら、勇ましいのねぇ、弱虫で臆病な姉のくせに？・・・翠星石・・・』




『・・・・・・・・・・・ちょっとぉ～』

『どきなさいよ・・・・貴女なんかには用はないわ。』



『どくのは貴女の方ではなくて？・・・・・・水銀燈・・・・・』

『蒼星石は、貴女にとっても同じ薔薇乙女の妹のはずでしょう？』





『また一人、邪魔モノが出てきちゃった・・・・・・・』

『真紅、・・・・・・・・・・・・・・・貴女はいつまでたってもお節介なのねぇ。』

『でも、あれは・・・・・・蒼星石なんかじゃ・・・・ないわぁ。』



『貴女も知っているはずよねぇ～？』

『今、蒼星石のローザミスティカは、わたしの中にあるのよ。』

『・・・・・・・そんなのローザミスティカのない只の人間のつくった人形じゃないの。』

『だから・・・・・・・・・・』

『そんな目障りなものは、貴女たちの目にとまる前に壊してあげようと思ったのよっ。』



『・・・・・・・・・・・目障りなんかじゃねーですーっ！！ 』

『翠星石のとっても大事な・・・・・大事な蒼星石ですぅ。』



えっ、えっくえっく


『蒼星石・・・・・・・蒼星石ぃ～』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『馬鹿みたいね・・・・・動きもしない妹（人形）になにしてんだか・・・・』

『お人形がお人形さんごっこしてて、薄気味悪いったらないわぁ。』



『あっ、そうね・・・・いいこと思いついちゃったぁ♪』

『そうよ、翠星石、いっそ貴女もわたしにローザミスティカを差し出しなさい。』

『そうすれば、ず～っとわたしの中で大好きな妹と一緒にいられるわよぉ～♪』




『水銀燈・・・・貴女、いっていいことと悪いことがあるのを知っていて？』

『この頃、雫ちゃんの面倒もみて、少しは変わったのかしらと思ったのだけど・・・』

『どうやら・・・・・少しも変わっていなかったみたいね。』



『あ～ら？・・・・・・変わってないのはお互い様でしょう？』

『二人揃って、わたしの一部になるのだから、とっても姉妹思いだと思うのだけどぉ？』

『ねぇ、そう思わない？・・・・雛苺のローザミスティカを宿した、しぃ～ん～くさぁん♪』



『！！！！！』

『そっ・・・・・・それは・・・・・・・・・・・・・・・』

『でも、これ以上、手を出すというなら、許さないのだわ！』



『･･････････・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『･････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』



『ふんっ、ばかばかしいわね･･･････････・・・・・・・・・・・・・・・冗談よ。』



『････・・・・・・・・・・・・・・・・ レンピカっ！ 』

『･････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・帰るわよ。』



バタン



『････・・・・・・・・・・・・・・・・』






『もう大丈夫ですよ蒼星石、真紅が守ってくれたですぅ。』



『・・・・・目を開けるですぅ。』



『蒼星石？・・・・・・蒼星石・・・・・・・？』

『もう目を開けても大丈夫だっていってるですよ。』



『蒼星石・・・・・・・・・・・・ねぇ・・・・・』



『この姉の・・・・・翠星石の声が聞こえねーのですかっ？』





『････・・・・・・ぐすっ・・・・・・・・・・この・・・』

『とっとと、早く目を覚ましやがれっ！・・・・・・ですーっ・・・・・』







『･･････････・・・・・・・・・・・・・・・・・翠星石・・・・・・・』