★ドルパ２５★一日前…

早いもので、もう明日なのですよね･･･

なぜか今回はゼンゼン力が入ってなかったりして･･･

･･･昨日まで行くかどうかも実は決めてませんでしたけど、
せっかくガイドブックを買いましたので、まったり、楽しんでこようとは思います。


会場でお会いできましたら、どうぞ宜しくお願いします。。。










『今日という今日こそ、ダメ人間のヤツをとっつかまえて、』

『真偽のほどを問い詰めてやるです。』




『穏やかではないわね･･･』

『でも、貴女は、前回、すでに連れていって貰ったのでしょう？』

『何度も行きたいなんて、子供みたいなことをいうものでは、ないのだわ。』




『真紅･･･』

『は･･･早合点するな･･･ですぅ。』

『べっ･･･別に、翠星石は、また行きたいなんて、一言も言ってないですよ。』




『あら？』

『･･･あちらで新しいお友達も出来たって聞いてたから、』

『わたしは、てっきり、貴女が懲りずにまた行きたがってるとばかり思っていたのだわ。』






『そ･･･そりゃ･･･』

『あのダメ人間が、どうしても連れていきたいって、いうなら･･･』

『付いてってやらんことも･･･ないですけど･･･///』









『付いていきたい･･･の･･･間違いでしょう？』









『ばばばっばっ･･･馬鹿なこというなっ･･･ですぅ。』

『すっ･･･翠星石は、そんな･･･///』









『ｸｽｯ･･･無理しなくてもいいのだわ･･･』












『･･･ううぅ～っ･･････････////』

『真紅の･･･････イジワル･･･ですぅ･･･』












『でも、他に何を問い詰めることがあるのかしら？』







『そ･･･それはですね･･･』

『･･･あのおバカは、せっかくガイドブックを買ったにも関わらず、』

『まだ、行くかどうかさえ決めてなさそうなのですぅ。』



『昨日もなんの準備もせずに、ゆらゆらするとか言って、』

『翠星石を放ったらかして、さっさと寝ちまったですぅ･･･』




『真紅だって･･･』

『今読んでるその本の情報が無駄になっちまってもいいのですか？』










『･･･････///』


ｺﾎﾝ


『貴女を放っておいたかどうかは別にして、』

『それは、問題ね。』










『しかも、もう一つ問題があるです。』








『なにかしら？』







『もし、行くことになったら、なったで』

『なんだか翠星石たちに内緒で、』

『どうやら新しい人形をお迎えしようだなんて企んでるみたいなのです。』





『新しい･･･お人形？』

『そう･･･でも、新しい子がくることは、いいことじゃないの、翠星石？』

『･･･ひょっとしたら･･･わたしたちがずっと望んでた･･･』







『････』




『お馬鹿ですね･･･真紅。』







『なんてことをいうのよ。』

『あの下僕に対してならともかく･･･この真紅に向かってお馬鹿なんて･･･』

『いいこと？』

『覚えておきなさい、翠星石。』

『馬鹿っていう子が、本当の馬鹿なのよ。』







『･･･誰も真紅を本当に馬鹿だなんて言ってねーです。』

『いいですか。』

『だいたい、もしチビ苺だったら、真紅が分からないわけないです。』

『だって、真紅の中にはチビ苺の･･･』







『･･･そうだったわね。』




『だとしても、それがどうかしたのかしら？』

『別に、どんな新しい子がきても問題はないような気がするのだけれど？』







『･･･つづきをよぉ～く聞きやがれ･･･です。』

『それに、最近のヤツの財布の中身は、いつも薄々で、』

『お日様が透けて見えそーでなのは、この翠星石はよぉくわかってたですぅ。』






『翠星石。』








『？？？･･･どうしたのです、真紅？』









『その･･･余計なお節介かもしれないのだけれど、』

『他人の財布の中身を黙って確認するのは良くないことよ。』







『･････』








『だから、話を最後まで聞けっていってるですぅ。』










『･･･そうね。』

『早く、つづきを話して頂戴、翠星石。』



『････････････』







『でも、悪いことは、悪いことなのだわ。』

『ちゃんと、あとで下僕に謝るべきよ、翠星石。』







『･････････わかったですぅ･･･』







『･･･いい子ね。』







（ちょー細かくてうるさい妹なのですぅ･･･）



『つづけるです･･･』




『･･････ということは･･･新しい子を招き入れると･･･』

『翠星石たちに、いつものようにお土産が当たらねーってことですぅ。』








『そう･･･貴女たちにお土産がないのね。』






『･･････なにいってるです？』

『もちろん、真紅にだってあるわけがないです。』




ポロッ



『････････うそよ。』

『わたしの下僕なのよ･･･』





『ﾎﾞｿｯ･･･翠星石の下僕でもあるです。』








『･･･････････････』






『その情報は、確かなの、翠星石？』





ぐぃっ



『雪華綺晶に、あの空っぽアタマを覗かせたから信憑性100％ですぅ。』






『･･･？？？？』








『･･･由々しき問題なのだわ。』





『でも、翠星石は、一つ名案を思いついたのですーっ☆』






『なにかしら？』






『ヤツが寝た隙に目覚ましを遅らせておくのです。』

『そうすれば抽選の時間までに行けなくなるから、』

『新しい人形のお話は、お流れになるですー♪』






『･･･････････翠星石･･･』

『そんなことをしたら、お土産も買えなくなるんじゃなくて？』







『･････････』




『ちょ･･･ちょ～っとだけです、ちょーっとだけ･･･』

『でも、その分お土産も早くから買えるから、一石二鳥ってやつですぅ。』








『なかなか良い作戦ね。』

『まかせたわよ、翠星石。』












『･･････････････････････』




『真紅は手伝ってくれないのですか？』






『わたしは、至高の少女【アリス】をめざす誇り高き薔薇乙女よ。』

『そんな陰謀めいたことに手を汚すことはできないのだわ。』





『･･･翠星石だって････････････････薔薇乙女ですぅ･･･』