新型インフルエンザ？

なんだか、いまだに猛威をふるって蔓延してますよね。(;^_^A

近くの学校でもかなり休校や学級閉鎖になっているみたい・・・
運よく、いまのところ、かかってないですけど・・・

でも、昨日から少し咳が・・・・・・


・・・・・・・・・・・・まさか・・・・・ね？　(￣ー￣；　









『・・・っとに、ムカつくったらないわ。』

『他人には関係ないだの、放っておけだの偉そうなこと言って、』

『結局、なにもできずにいつまでも鞄に閉じこもっちゃって、』

『自分だけ悲劇のヒロインとでも勘違いしてんじゃないでしょうね。』


『はっきりいって迷惑よ。』





『べ・・・・別に悲劇のヒロインだなんて・・・・・思ってないわ。』

『それに・・・さっきもいったじゃないの。』

『わたしは、貴女にとやかくいうつもりはないって・・・・』




『貴女がそう思っていたって、廻りがそう思うとは限らないじゃない、お馬鹿さん。』

『現に貴女は、あのドレスを諦めきれずに泣いてんじゃないの。』

『・・・・・・・ほんとに、馬鹿丸出しだわね。』









『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』




『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・馬鹿・・・なんかじゃ・・・ないのだわ。』






『大馬鹿よ。 』






『わたしは、誇りある薔薇乙女（ローゼンメイデン）第５ドール、真紅・・・だわ。』

『水銀燈・・・わたしを貶す貴女を・・・わたしは絶対に許さないわ。』




『ふんっ、構わないわよぉ～、いつでも相手になってあげるわ。』

『いまの貴女になんて、これっぽちも負ける気がしないもの。』

『だいたい、いつまで戦い続けられるのか見ものよねー♪』

『誇りある薔薇乙女が泣きっ面の醜いカオを晒して戦えるの？し～ん～く♪』






『・・・・・・・・・・・・・・戦える・・・・わよ。』







『・・・・・もう一回、叩いてあげましょうか？・・・真紅。』





『いいかげん、本音で話しなさいよっ！ 』

『自分を偽って優等生気取りしちゃって・・・滑稽だわ。』





『ｸｯ・・・・わたしは別に偽ってなんて・・・』





『・・・・・・・・・・・・・・・本当は、欲しいんでしょ？』

『だから・・・・・・前にもいった筈よ・・・』

『きちんとお願いできたら、借りてきてあげるって・・・』

『どうなの？・・・・・・・・・・・真紅？』







『わ・・・わたしは、もう・・・そんなドレス・・・・』


ぽろっ




『・・・・・・・・・・・・・・・・・興味・・・・・ない・・・・・・・のだわ。 』


ポロポロポロポロ






『あぁ～あ、もう・・・・なぜいえないのかしら？』

『貴女のそういう姿を見ているとイライラするのよっ・・・』

『・・・・・ったく・・・・・』

『せっかく、わたしが譲ってあげてるのにフリダシに戻ってるじゃないの・・・』

『こんなしょうもないことで、いいかげんわたしを煩わせないで頂戴。』





『・・・・・・・・・仕方ないわね・・・・・・・今回だけよ。』

『・・・・・・・・・・綺羅って子にドレスを借りてきてあげればいいんでしょ？』

『いいっ？』

『だから、もういいかげんウジウジするのやめなさいっ！』


『アリスドレスが元でアリスゲームになっちゃった♪』

『・・・なんて・・・洒落にもならないじゃないの。』

『とても、勝ったあと、お父さまに報告できないわぁ。』









ムスッ



『・・・・・・・・・・・・・なによ、そのカオ？ 』




『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい・・・・』



『まったく・・・・調子が狂うわね・・・・』

『いつまでもそんな泣き明かした不細工なカオしてんじゃないわよ。』

『あ～ら、失礼・・・・・・そういえば、貴女って昔っから不細工だったわね。』

『でも、確かにそんな腫れた目では、他の子には、とても見せれたものじゃないわ。』



『真紅・・・貴女は、今日いっぱい鞄から出るんじゃないわよっ。』

『あの子たちには、少し風邪ぎみで今日は寝てるってことにしてあげる・・・』



『・・・・・・・・・・衣装は、明日、鞄の前に置いておいてあげるわよ。』







『・・・・・・・・・・・・・・・・・』




『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水銀燈。』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・なによ？』






もじっ



『その・・・・・・・・・・・・・・あり・・・がとう。』

『あ・・・明日・・・楽しみにしていて・・・いいのかしら？』







ﾌﾝｯ・・・・


『お礼なんて、別にいいわよ・・・・・気持ち悪い・・・・』

『いいこと、明日までにその目、治しておかないと、酷い目にあわせるわよ。』







☆ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ☆ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ☆




『あれ？・・・・・水銀燈・・・・真紅は？』





『フンッ、ただの風邪よ・・・・っとに大騒ぎして、バッカじゃないの。』

『フフフ・・・な～んて、ほんとは今流行りの新型インフルエンザかもよぉ？』

『貴女たちもうつされないように気を付けた方がいいかもね♪』




『ゲゲゲ・・・新型インフルエンザで・・・・すぅ？』

『蒼星石、蒼星石・・・・こうしちゃおれんです。』

『早く真紅の鞄に重しを乗っけて、出てこられないようにするですーっ。』






『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『翠星石・・・・・・・・・・・大丈夫・・・・・・・・・・』

『真紅はきっと新型インフルエンザなんかじゃないよ・・・・・・・きっと・・・・・』




『？？？？？？？・・・・・・』

『そう・・・・・なのですか？』



『うん・・・・・・・きっと、大丈夫・・・・・だよね？水銀燈♪』




『ﾌﾝ・・・・・・勝手にしたらいいわぁ～。』

『わたしには、関係ないことだもの。』








『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


ブツブツブツ


（あ～あぁ、なんで、わたしが真紅のために働かなきゃならないのよ・・・・）

（でも、また大騒ぎになって、雫に知られたらやっかいそうだし・・・）

（ﾁｯ・・・・仕方ないわね。）