人形たちとの写真日記を中心に、
スーパードルフィーやドルフィードリームに関わる内容などを まったりと書いていきたいと思っています♪ ★★★人形達の紹介★★★ ☆『SD』 名前 綺羅 フルチョイス 新F-05 SD13 ☆『SD』 名前 真紅 フルチョイス 新F-13 ホワイト ☆『SD』 名前 金糸雀 フルチョイス 新F-37 ☆『SD』 名前 紅雀 ドルパ14限定モデル(真紅) ☆『SD』 名前 胡桃 ドルパ16限定モデル(くるみ) ☆『SD』 名前 翠星石 ドルパ16限定モデル(くるみ) ☆『SD』 名前 水銀燈 ドルパ18限定モデル(水銀燈) ☆『SD』 名前 蒼星石 ドルパ20限定モデル(くるみ) ☆『SD』 名前 雫 天使降臨祭2008限定モデル(しずく) ☆『DD』 名前 フェミ ☆『DD』 名前 ことり ☆『DD』 名前 葉月 02ヘッドカスタム DDⅡ ※スーパードルフィー・ドルフィードリームは【創作造形(C)ボークス・造形村】(株)ボークスの登録商標です。
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王子様はひとりの女の子を探していました。
それは、お姫様を選ぶ舞踏会の途中でいなくなってしまった女の子。
王子様のココロと引き換えに片方のガラスの靴を残していった女の子。
王子様はひとりの女の子を探していました。
残していった片方のガラスの靴がピッタリと合う女の子を・・・
舞踏会の夜・・・
王子様は、いつも以上に不機嫌でした。
それは、ただでさえ退屈でつまらないと思っている舞踏会なのに
今回は、その舞踏会に来ている女の子の中から、
結婚する相手を決めなさいと、王様に言われていたからです。
まだ少年の幼さが残っていた王子様は、もともとまだ結婚なんて考えもしたくないし、
それに相手をろくに知りもしないで、この舞踏会でいきなり相手を決めるだなんて、
馬鹿げてるにもほどがあると思い、
出来る限り、女の子と会わないように自分の玉座から離れ、
窓際の幾重にも折りたたまれた豪奢なカーテンの隅に
まるで隠れているように立つなどして目立たないようにしていました。
けれど、内々に王様からその話を聞いて、嗾けられた親たちは、
あわよくば自分も王族の一員になれる千載一隅のチャンスだと思い、
そんな王子様の気持ちなんて無視して、隠れている彼を見つけ出し、
自慢の娘を連れ沿い、いつも以上に、次から次へと挨拶をしにやってきました。
そして、少しでも自分の娘を王子様に近づけて、結婚の機会を得ようとして、
娘と一緒に踊って欲しいとお願いしたのでした。
はじめの頃こそ、愛想笑いをしつつ、社交辞令的にその申し出を受け入れ、
数人の彼らの娘たちと踊っていた王子様でしたが、
それも段々と耐え切れなくなってきて、この場所には逃げ場がないと知ると、
楽師隊の演奏の曲と曲の間隙を狙い、そぉ~っと、入口から逃げ出そうとしました。
誰にも見つからないようにと背後を気にしすぎた王子様は、逃げ出す際、
入口の階段を下りたところで、一台の馬車に、あわやぶつかりそうになりました。
つい今しがたそこに着いたのか、はたまた最初からそこに停まっていたのか
・・・不思議なカボチャのカタチに似た一台の馬車・・・
全てがよく磨かれた銀でつくられたその馬車は、隅々に繊細な模様が施され、
それが些細な夜の光にでさえ反射し、きらきらと光り輝いていました。
馬車を引いている2頭の白馬も、とてもよく手入れされた綺麗な毛並みをしていて、
どんな名調教師がついているのかと思わせるほどの統率がとれた姿勢は、
まるで、有名な絵画から抜け出てきたようでした。
そのあまりの様相に見とれてしまった王子様は、
逃げることも忘れ、しばらくその精巧な馬車や馬たちを、じっと見つめていました。
すると、馬車の扉がすぅ~っと開き、中から、一人の女の子が降りてきました。
天高く抜けるような空の蒼と眩く光輝いている繊細な雪のような白が織り重なり、
オーガンジーとフリルが何重にも重なり合ったシルクで織られた
素敵なドレスを身に纏った女の子・・・
それは、あまりにも透明感が溢れていて、
まるで彼女のココロの中までもが透き通っているかのように見えました。
そして彼女自身、その姿は、少し痩せすぎなような感もありましたが、
かえって余分なところがどこにもなく、小鹿のようにしなやかで、
細くてもとても目を見張るような美しさを放っていました。
そんな彼女の面立ちは、
一流の彫刻家が一生をかけも創り出せないような
幼さがまだ残っているにも関わらず、女神のように端整で、
姿、形だけではなく、身に着けているドレスとの絶妙なバランスもあわせ、
神様が自ら、理想の人間の姿を追い求め、作り上げた人形のようにも見えました。
一見すると、絶対に忘れることがないその姿に、王子様が見とれていると、
女の子は、優しくはにかみながら王子様に挨拶をしました。
その鈴を転がしたような彼女の声を聞くなり、
王子様は一瞬にして恋に落ちたのでした。
女の子のことで頭の中がいっぱいになってしまった王子様は、
つい先程まで逃げ出してきたことさえ、すっかり忘れて、
女の子をエスコートして、舞踏会のホールに入っていくと、
周りから一斉にどよめきがおこりました。
それは、王子様が見知らぬ女の子を連れていることへの驚きと
その女の子のあまりの美しさに対する驚きの声でした。
いつまでたっても納まらないどよめきに
女の子は少し恥ずかしがって、王子様の影に隠れようとしました。
そんな彼女を可愛く思いながら、王子様は、彼女の手を取り、歩き続けました。
王子様と女の子が、ホールの中央まで来たところで、
二人が入ってきたことで中断していた演奏がゆっくりとまた流れ始めました。
王子様は彼女の手を優しくつかみ上げ、深く女の子に一礼をすると、
女の子は、王子様の動きに合わせるように近づき、二人は踊り始めました。
はじめは、踊りに慣れていないのか、少しぎくしゃくしていた二人でしたが、
何曲も踊っているうちに、とてもなめらかに踊れるようになり、
傍からみてると、とてもつい先ほど初めて出遭ったばかりには見えないほど、
息が合った二人の華麗な踊りに、
まわりの人たちは、静かに、うっとりと見入っていたのでした。
いままで舞踏会なんて、退屈でつまらなくて、
時間が、とても長く感じていた王子様だったのですが、
なぜか、その日は、あっという間に時間は過ぎていく気がしてました。
いつしか王子様は、彼女とずっと一緒にいたいと思うようになりました。
ところが夜の零時の鐘がなる少し前、
彼女は突然帰ると言い出し、引きとめようとする王子様の手を振り払って、
ホールから飛び出していってしまったのでした。
出入口にある階段に彼女のものと思われる
・・・片方だけのガラスの靴を残して・・・
王子様は、次の日から女の子を捜しました。
はじめは、あの素晴らしい細工を施してある馬車と、彼女の容姿から、
きっと、近隣諸国の名のある王族や貴族の一人だと思い、
容易く捜し出せるだろうと思っていましたが、そんな子は一人もいませんでした。
次に王子様は、国中のお金持ちたちの家々を訪ね歩きましたが、
そこにもそんな女の子は一人もいませんでした。
やがて、数ヶ月が経った頃、
王子様はあんなに忘れることができないだろうと思っていた
彼女の顔が思い出せなくなっていることに気づきました。
それでも、王子様は女の子を捜すことを諦めませんでした。
彼女が残していった片方のガラスの靴だけを頼りに・・・
いつしか、話は女の子を捜すことから、
ガラスの靴が履けた子が王子様の后になれることになっていました。
国中ばかりではなく遠くの異国からも、
いろんな女性がガラスの靴を履くためにお城にいきました。
けれど、まるで、ガラスの靴が履かれることを拒んでるように
ガラスの靴は、決して誰の足にも合うことはありませんでした・・・
そうして、また数年の月日が経ちました。
そのあいだに王子様は、大人になりました。
もともとは、恋した女の子を捜すために積極的に出ていた舞踏会も、
今ではすっかり、普段日常的にこなしていく行事の一つになり、
王族や貴族の中での交友関係も広がっていきました。
そうして、いろんな女性たちとも知り合うようにもなり、
王子様の気持ちにも変化が見え始めてきました。
思い焦がれてても徐々に思い出せなくなっている一人の女の子よりも
身近な自分のことをいつも親身になってくれる女の子を愛しく思えるようになり、
ここまで捜しても彼女が現れないのは、じつは自分が嫌われていて、
あえて見つからないようにしているからだと思うようになり、
とうとう、いなくなった彼女を探すのを諦めてしまったのです。
そうして、まわりの女友達から、非難されても、ずっと大事にしていたガラスの靴を
ある日のこと、珍し好きの行商人にせがまれて、とうとう手離してしまいました。
ガラスの靴を手に入れた行商人は、自ら女性の気を引くために
何人もの女性に王様とガラスの靴の話を聞かせては、
見せびらかし、履かせようとしましたが、
やはり、ガラスの靴は誰の足にも合うことはありませんでした。
数ヵ月後、ガラスの靴は、ひっそりと質屋の店先に飾られてました。
はじめの頃には、国中の話題にもなったガラスの靴なので、
いろんな人々が物珍しさに見に来ては、譲って欲しいなどといわれ、
お店の繁盛にも一役かっていたのですが、
いつしか月日と共に、誰にも見向きをされなくなってしまいました。
誰にも履けない片方だけのガラスの靴など、
もともと、なんの価値もあるわけがありませんから・・・
そんなある日のこと・・・
二束三文になってしまっても誰も買わない片方だけのガラスの靴を
一人の女性が、質屋の窓からじっと覗いて考えごとをしてました。
そして、何かを思いついたように唇を歪めながら笑みを浮かべると、
その片方だけのガラスの靴を買って帰りました。
誰にも履けない片方だけのガラスの靴でも、
使い道は残っていたのでした・・・
石で作られた窓が少なく暗い屋敷の厨房の一角で、
女の子は、一人の女性になっていました・・・
彼女は、あの日以来、日の光を見たことはありませんでした。
王子様と一緒に踊ったあの日・・・
魔法使いの言いつけ通りに、
午前零時の鐘がなる前にお城を飛び出したまでは良かったのですが、
片方のガラスの靴をお城に落とし忘れてきてしまったのです。
それは、もともと、
彼女が継母から貰った使い古された革靴が魔法の力によって変わったものでした。
次の日の朝、女の子は恐る恐る継母に靴をなくしてしまったことを正直に告げると、
継母は、笑って許してくれました。
けれど、それ以来、彼女は家の厨房から外に出してもらえなくなり、
ずっと、いつも薄暗い厨房の中で裸足で暮らしていたのでした。
・・・何年も何年も・・・
そんなある日、継母の連れ子であった義姉が彼女に靴を買ってきました。
あろうことか、あの日、お城に落としてきてしまったガラスの靴を・・・
彼女は、命令されるままに、
義姉から渡された片方だけのガラスの靴を履きました。
何年も経ち、彼女も成長をしていたので、
とてもあの日の大きさの靴なんて履けるはずがないのに、
不思議とガラスの靴は、彼女の足にピッタリと合いました。
けれど彼女は、まるでそのことをはじめから知っていたかのように、
履きはじめから、痛みを堪えるフリをして、義姉の目を誤魔化しました。
義姉は、はじめこそ履くことのできた義妹のことを睨み、訝しみましたが、
彼女の痛みを堪えた表情をみて、ほくそ笑んだのでした。
義姉は、これからずっと、そのガラスの靴を履くように彼女に命じました。
でも・・・ガラスの靴は片方しかありません。
・・・だから、彼女のもう片足は、裸足のままです。
片足だけにガラスの靴を履いて歩く様は、
まるで振り子時計のようにカックンカックンと揺れて、とても滑稽でした。
そんな彼女を見て、義姉や継母は、大いに笑って満足していました。
その夜、義姉たちが寝静まったあと、
彼女は、厨房の奥の方に隠してあったもう片方のガラスの靴をそっと取り出しました。
継母から貰ったもう片方の革靴も、
なぜか家に帰った後もガラスの靴のままだったのです。
ようやく両足分とも揃ったガラスの靴を目の前に、
すでにあの時から数年が経って大人になってしまった女の子は、
あの夜、王子様と出逢ったときを思い出しながら、
あの夜、王子様と一緒に踊ったときを思い出しながら、
あの夜、王子様の手を振り払って逃げ出したときを思い出しながら、
何時間も・・・何時間も・・・泣いていました・・・
あの日以来、2度と彼女の前に魔法使いは現れませんでした。
一度きりの魔法使いとの約束・・・
彼女は、それがどういう結果になるのか知りませんでした。
あの時は、自分も義姉と同じように王子様とただ踊ってみたかっただけだったのです。
はじめて王子様と出遭ったときにはドキドキしました。
ひょっとしたら、家のお掃除のときについた墨が顔に残ってやしないか、怖かったのです。
次に王子様と一緒に踊るときにドキドキしました。
ひょっとしたら、王子様の足を踏んでしまって転んでしまうのが、怖かったのです。
最後に王子様から別れるときにドキドキしました。
ひょっとしたら、遅れて魔法使いにこっぴどく怒られるのでは?と、怖かったのです。
でも・・・違ってました。
はじめて王子様と出遭ったときにはドキドキしました。
王子様の優しそうな微笑に心が弾んだのでした・・・
次に王子様と一緒に踊るときにドキドキしました。
王子様の優しい動きに、心が一緒に踊りだしました。
最後に王子様から別れるときにドキドキしました。
王子様の悲しそうな表情に、心が張裂けそうでした。
そうして、ようやく知ったのです。
はじめて出遭ったときから、王子様に恋してたことに・・・
そして・・・何日も・・・何年も・・・泣いていました・・・
そんな彼女を知ってか知らずか、ガラスの靴が返ってきました。
元々は、使い古された革靴のはずなのに、ガラスの靴のままで・・・
彼女は、毎晩のように、ひとしきり、泣き明かした後、
ようやく揃ったガラスの靴をそっと、履いてみました。
すると・・・
気が付けば、そこは王子様の腕の中でした・・・
約束の時間が差し迫ってきて、慌てて帰ろうとしたとき、
片方のガラスの靴が脱げてしまい、階段から落ちかかるところを
王子様にぎりぎり引き戻されたのでした。
ほんの一瞬、気を失っていただけだったのです。
でも、それは、とても長い一瞬でした・・・
時間は、既に零時をまわっていました。
入口で待っているはずのカボチャの馬車は、影もカタチもありませんでした。
階段を転がって落ちたガラスの靴は、こなごなに割れていました。
そして・・・彼女の服も・・・
魔法は、すっかり解けてしまっていました・・・
でも、それでも・・・
王子様は力強く彼女を抱きしめていて、優しく微笑んでいました。
王子様の優しい声が聞こえ、彼女は、もう一度、そっと目を閉じました・・・
『・・・・・・・・分からないわ・・・』
『このお話で、どうしてわたしがこんなものをしなくちゃならないのかしら?』
だから・・・全員で試したのですけど、一番似合うのが真紅だったのです☆
それに・・・
こんなもの・・・だなんて・・・
ネコミミですよ♪
『わたしが猫嫌いなのを知っていて、やってるのなら、』
『今すぐ、後悔させてあげるのだわ。』
あれ?
ひょっとして、真紅はネコミミを知らないのですか?
『そっ、そのくらい、知ってるのだわ。』
『以前、翠星石たちもしてたじゃないの。』
あんなのと一緒にしちゃダメですよ。
このネコミミは、出来が違うんです。
ほらっ♪
ネコミミは、カワイイ女の子の必須アイテムなのです。
『・・・・・・・・そ・・・そうかしら?///』
『そうね・・・す・・・少しくらい信じてあげても良さそうなのだわ・・・』
『似合ってる?///』
ええ☆
『し・・・仕方ないわね。』
『不本意だけど、しばらくこのままでいてあげるのだわ。』
『感謝しなさい。』
・・・・・・・・・・:*:・( ̄艸 ̄)・:*:
::::: 追記 :::::
WEB拍手、ありがとうございます。
WEB拍手画像は、水銀燈の、マフラーであったか笑顔です♪
休んでいるうちに、300000HIT間近になっていました・・・
あわててキリ番画像をつくりました。
今回は、水銀燈です☆
気に入って下されば、とても嬉しいです///
解像度は1920X1200、ワイド画面(フルHD)対応です。
カウンターが300000になりますと自動的に別画面出てきて、
イベントが行われた後、上の画面が出てくるようになっています。
※携帯からですと、カウントされませんので、ご注意下さいね。
『・・・・・・・・・気のせいかしら・・・』
『なんだか酷く格差を感じるのだわ。』
・・・・・・・・・ (゚ー゚;
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