◇ココロのカタチ◇

ようやく角川版の“砂糖菓子の弾は撃ちぬけない”を見つけて、
買ってくることができました。

なぜか家の近くの本屋さんには置いてなかったのですよね。
落ち着いてきてから読むのが楽しみです。　(*^.^*)　

そういえば先日、同じ桜庭一樹さまの“赤Ｘピンク”を読みました。
普通と違ったコアな日常生活のなかで働く３人の女性、
それぞれ１人、１人を主人公とした短編集なのですけど、
３人の女性の心の動きが繊細に書かれていて、とっても面白かったです。

そのお話の最初に出てきた２人の女性の“ココロの色”は、
どこにも書かれてはいませんでしたけど、確かに題名になった“赤とピンク”かも？

・・・・・で、ふっと考えたのですけど、
ココロに色を付けることができるのなら、きっとカタチもあっていいかも？

・・・・・そして、それは、きっと芯（色）は変わらなくても、
いろんなことでどんどんカタチも大きさも変わっていくんだと思います。


ＰＥＡＣＨ－ＰＩＴ先生の“こころのたまご”って、
ようするにその赤ちゃんみたいなものなのでしょうか？


もしかして“しゅごキャラ”と“ローザミスティカ”って、じつは同じなのかも・・・・・？　(*^.^*)　






『翠星石・・・・・蒼星石の様子はどう？』





『まだ翠星石の鞄で眠ったままですぅ。』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『ねぇ、真紅？』



『・・・・・・・・・・・・・・・・なに？』



『あの・・・・・・・やっぱり、わたしたち薔薇乙女は、・・・・・・』

『ローザミスティカがないと、動けないのですか？』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』




『そうね。・・・・・・・でも、ほんとのことは、わたしにも解らないのだわ。』

『雪華綺晶みたいになくても存在できる子もいるし・・・・』

『貴女もｎのフィールドで蒼星石に会ったのでしょう？』



『・・・・・・・・会ったですー。』



『・・・・・・・・・・・・・・・・ただ・・・・』

『雪華綺晶が現実に姿を現すには、わたしたち他の薔薇乙女の体が必要なように』

『わたしたちのココロをここに留め続けるため・・・・・・・・・・・』

『わたしたちにはローザミスティカが必要なんじゃないのかとは、思うのだわ。』




『でも・・・・・・・・・・・・水銀燈のあの様子じゃ、』

『簡単にローザミスティカを渡してくれるとは思えないけど・・・。』









『･･･････・・・・・・・・・・・・・・・』

『やっぱり・・・・・・・・・・・そうですよね・・・・・・』



『あの時・・・・・・・躊躇さえせずに・・・・取っておけば・・・・・・・』

『水銀燈にさえ横取りされなければ・・・・・・・・こんなことに・・ならなかったですのに・・・』



カチャッ



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・蒼星石・・・・・・・・・・・。』



『双子は二人でいるから双子なんですよ・・・・』

『お前がいないと、翠星石のココロも半分のまま・・・・・・・です？』




『･････････････・・・・・・・・・・・・・・・・そうです』



『真紅、・・・・もし・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『もしも、翠星石のローザミスティカを分けることができたら・・・・・・・・・』

『蒼星石は戻ってくることができるですか？』



『・・・・・・・・それはどうかしら？』

『ローザミスティカは、わたしたちの本質でもあるのだわ。』

『例え、貴女のローザミスティカを分けることができたとしても、』

『それは、貴女の本質であって、決して彼女（蒼星石）の本質ではないのだもの。』

『彼女（蒼星石）のココロを取り戻すことはできないんじゃないのかしら？』

『それに・・・・・・・』

『それに、ローザミスティカを分けるなんてわたしたちには不可能よ。』

『それは、お父様に対する冒涜以外なにものでもないのだから。』




う”～～～っ


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃあ・・・・』

『じゃあ、どうすればいいっていうですーっ！ 』

『翠星石は ・・・・・・・・翠星石は・・・・・・・・・・・・・・』


『ただ、蒼星石に帰ってきて欲しいと思っているだけですのに・・・・・・』

『 これじゃあ・・・・・』

『いつまでたっても蒼星石に会えないですーっ！ 』



『こんなに・・・・・・・・・・・』



『こんなに傍にいるというのに・・・・辛すぎですーぅ。』








『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だから・・・』



『だから・・・・・・・・わたし達は、待つしかないのだわ。』



『待つ？』



『水銀燈を信じて・・・・・・・・・・・・・・その気になるまで・・・・・・ね。』



『水銀燈を信じて？』



『水銀燈はわたしたち薔薇乙女の長女よ。』

『きっと、芯は同じ筈、信じてあげてもいいと思うのだわ。』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』





『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・待つ・・・です・・・か・・・』

◆小さなココロ◆

『････････････････・・・・・・・・・・・・・・・』






『････････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・』



『・・・・・・・・・水銀燈おねえ・・・・さま・・・・・・・・・・』

季節外れ・・・・

ここ数日、ぽかぽか天気になって、ようやく春が来た♪って感じです。　(*ﾟｰﾟ)ゞ

でも・・・・うちの薔薇乙女たちにはまだ春が来るには遠そうで・・・・

せっかく蒼星石が加わったのに、
どちらかっていうと、真冬に突入してしまったって感じかも？　(￣ー￣；





キ～ン、キィ～ン


『・・・・・・・・・・・・・』



『・・・・・・・・・・・・・・・ふんっ、悪く思わないで頂戴。』

『そのまま、nのフィールドで彷徨っていればいいのに・・・・』

『貴女がまたわたしの前に現れるのがいけないのよぉ、お馬鹿さん。』

『せめて、一突きで楽にさせてあげるわ・・・・・』

『さあ、もう一度、深い眠りにお就きなさぁい。』




『ばいばぁい、蒼星石♪』




ガチャッ！！


『水銀燈っ！！！ 』

『ちょいと待つですっ！何してやがるですか？ 』





『な・・・なにって、最後のお別れをいってたところよ。』

『貴女の大切な大切な双子の妹に・・・・・ね。』



『！！』


がばっ


『そっ、そんなことさせねーですぅ。 』

『お前になんか・・・・』

『蒼星石に指一本触れさせやしねーですっ！ 』



『あらあら、勇ましいのねぇ、弱虫で臆病な姉のくせに？・・・翠星石・・・』




『・・・・・・・・・・・ちょっとぉ～』

『どきなさいよ・・・・貴女なんかには用はないわ。』



『どくのは貴女の方ではなくて？・・・・・・水銀燈・・・・・』

『蒼星石は、貴女にとっても同じ薔薇乙女の妹のはずでしょう？』





『また一人、邪魔モノが出てきちゃった・・・・・・・』

『真紅、・・・・・・・・・・・・・・・貴女はいつまでたってもお節介なのねぇ。』

『でも、あれは・・・・・・蒼星石なんかじゃ・・・・ないわぁ。』



『貴女も知っているはずよねぇ～？』

『今、蒼星石のローザミスティカは、わたしの中にあるのよ。』

『・・・・・・・そんなのローザミスティカのない只の人間のつくった人形じゃないの。』

『だから・・・・・・・・・・』

『そんな目障りなものは、貴女たちの目にとまる前に壊してあげようと思ったのよっ。』



『・・・・・・・・・・・目障りなんかじゃねーですーっ！！ 』

『翠星石のとっても大事な・・・・・大事な蒼星石ですぅ。』



えっ、えっくえっく


『蒼星石・・・・・・・蒼星石ぃ～』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『馬鹿みたいね・・・・・動きもしない妹（人形）になにしてんだか・・・・』

『お人形がお人形さんごっこしてて、薄気味悪いったらないわぁ。』



『あっ、そうね・・・・いいこと思いついちゃったぁ♪』

『そうよ、翠星石、いっそ貴女もわたしにローザミスティカを差し出しなさい。』

『そうすれば、ず～っとわたしの中で大好きな妹と一緒にいられるわよぉ～♪』




『水銀燈・・・・貴女、いっていいことと悪いことがあるのを知っていて？』

『この頃、雫ちゃんの面倒もみて、少しは変わったのかしらと思ったのだけど・・・』

『どうやら・・・・・少しも変わっていなかったみたいね。』



『あ～ら？・・・・・・変わってないのはお互い様でしょう？』

『二人揃って、わたしの一部になるのだから、とっても姉妹思いだと思うのだけどぉ？』

『ねぇ、そう思わない？・・・・雛苺のローザミスティカを宿した、しぃ～ん～くさぁん♪』



『！！！！！』

『そっ・・・・・・それは・・・・・・・・・・・・・・・』

『でも、これ以上、手を出すというなら、許さないのだわ！』



『･･････････・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『･････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』



『ふんっ、ばかばかしいわね･･･････････・・・・・・・・・・・・・・・冗談よ。』



『････・・・・・・・・・・・・・・・・ レンピカっ！ 』

『･････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・帰るわよ。』



バタン



『････・・・・・・・・・・・・・・・・』






『もう大丈夫ですよ蒼星石、真紅が守ってくれたですぅ。』



『・・・・・目を開けるですぅ。』



『蒼星石？・・・・・・蒼星石・・・・・・・？』

『もう目を開けても大丈夫だっていってるですよ。』



『蒼星石・・・・・・・・・・・・ねぇ・・・・・』



『この姉の・・・・・翠星石の声が聞こえねーのですかっ？』





『････・・・・・・ぐすっ・・・・・・・・・・この・・・』

『とっとと、早く目を覚ましやがれっ！・・・・・・ですーっ・・・・・』







『･･････････・・・・・・・・・・・・・・・・・翠星石・・・・・・・』

うまくいかない日

蒼星石のウィッグの調整をもう少し・・・なんて、
左右の髪を少しカットしてみたら、バランスが・・・・(;^_^A
左側が少し短めなので、合わせるために右側を少しカットして、
今度は逆に左側をカットして・・・・・・・　(-"-;A　

気付いたときには全体的に少し短くなっちゃって・・・・・ちょっと微妙。（Ｔ＿Ｔ）　
即行でお店にウィッグを買いに行ってきました。
最近のお店のウィッグ在庫状況を考えると不安だったのですけど、
案の定、薄々の商品の中を探してもありませんでした。
お店の方に確認をすると、やっぱり在庫なし・・・・
しかたなく予約をしてきましたけど、いったいいつになるのやら？（Ｔ＿Ｔ）　


それまで、しばらく少し前横髪の短い蒼星石になっちゃいます。


・・・・・・・・・・自業自得とはいえ、ちょっと悲しい昨日でした。　(_ _。)　





『・・・・・・・・・・・・・ねえ？』






『やっぱり、あの人形・・・・・・・・・・・今すぐ、こわしなさいよ。』

『見てるだけで、気分が悪いわ・・・・・・・・・・』



・・・・・・・・・・・・・・・見たの？　(・_・;)



『じゃないと、わたしがジャンクにするわよ・・・・・・』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

☆３人目の「くるみ」☆

遅々として進まなかった残りの微調整も昨晩のうちに、なんとか終わって、
ヘッドとボディも仮組みをして、いったんカタチにしてみました。　(*^.^*)


３人目の「くるみ」・・・蒼星石・・・・・

少しだけ仮お披露目しますね♪





・・・・・・・どうでしょうか？・・・少し暗めですけど　(*ﾟｰﾟ)ゞ

今回の「くるみ」は胡桃や翠星石とは違い、ドルパ20ｔｈ.verですけど、
ただでさえ、もともと前作と、ほとんど見分けがつき辛いっていうのに、
もうここまでカスタムしちゃうと、そんなのどうでもいいって感じですよね。　(^▽^;)



「くるみ」・・・はじめて雑誌で見た瞬間に一目惚れをしたんですよね。　(〃∇〃)　
それまでは、ＳＤの子は５番ヘッドのフルチョイスの綺羅、１人しか、うちにはいなくて、
そろそろ新しい子でも・・・とは思ってはいたのですけど、
どうしても、お迎えしたいなんて、ちっとも思わなかったのに・・・・・　(￣ー￣；　

それからというもの、「くるみ」ではじまり、「くるみ」で終わる毎日。　(-"-;A　

お迎えする前から、「くるみ」のためにドレスを何着も揃え、
いざという時のためにオクも毎日のようにチェックしまくり、
アフターが近づいてくると、展示みたさに毎日のようにお店に行き、
展示されると、何分？何十分？も見いってしまい、そこから動けなくて・・・・

お店の方々にまで心配されるほど、
ホントに心底、「くるみ」に恋い焦がれていました。(〃∇〃)　

・・・・・傍から見てると少し「アブナイヤツ」だったかも？・・・ですね。(;^_^A　

そしてとうとうアフター当日、はじめて抽選列に並んで参戦したのですけど、
そんな人形初心者に現実は甘い筈がなく、敢え無く玉砕してしまいました。(｡＞0＜｡)　

その時は、すぐにでも帰ってオクで「くるみ」をお迎えしたいと思っていたのですけど、
なぜかそのまま列に残り・・・・・・・順番を待ってお店に入って、買い物をしていたら、
見知らぬ方に声を掛けられ・・・・・・・・

「くるみ」が中に眠っている大きな手提げ袋を手にできたとき、
涙が出てくるかと思うくらい嬉しかったのは、今でも忘れられません。　（//･_･//)　



そんな奇跡的なお迎えをした1人目の「くるみ」・・・『胡桃』
・・・・・・・・・わたしを「人形好き」から「人形者」に変えたドール


ある日、『胡桃』をちょっとしたきっかけで翠星石風にコスプレさせてみて、
とっても気にいったのですけど、もともとの『胡桃』を崩したくなくて、
その後、勢いでお迎えしてしまった2人目の「くるみ」・・・『翠星石』
・・・・・・・・・「人形者のわたしの世界」を拡げてくれたドール


そして今回、『翠星石』と対をなすためにお迎えした３人目の「くるみ」・・・『蒼星石』
いったい彼女は・・・・わたしに何の影響をもたらすのでしょうね？



あともう少し、いろんなところを再チェックして、調整をしてから
きちんとお披露目したいと思ってますので、その時は、どうぞ宜しくお願いします☆







『・・・・・・・誰も・・・・・もう起きていないわよね？』




『･・・・・・・・・・・・・・・・』









がさっ　がさがさっ


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『もう・・・・・・こんなところまで・・・・・・』





『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・蒼・・・星・・・・石。』








キィ～ン　キィ～ン


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・静かになさい、レンピカ。』

『もう貴方は蒼星石のものじゃないんだから・・・・・・』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』





『邪魔なのよ・・・・・・・・この人形は・・・・・・・・・・・・・』