◆YJローゼンメイデン第60話◆

※ネタばれ注意です





雪華綺晶と一つになっためぐ･･･

雪華綺晶に使われる翆星石･･･



物語を紡ぐ大きな時計の歯車は、まだ止まらない。








“動く人形”といわれるものには、二つの種類があって･･･



一つは、自動人形･･･オートマタ

薇仕掛けのものや、電池などを使って、自分の力で動く人形･･･



もう一つは、操り人形･･･マリオネット

体の主要な部分のあちこちに糸や細い棒を配して、見えない場所から動かす人形･･･





その二つの人形は、同じ“動く人形”には違いないけれど、
じつは、まったく違う面を持っているのです。



【自動人形】は、自分で動くことはできるけれど、
いつも決まった動きしか出来ない･･･

決まった場所で、決まった部分を決まった動き方しか出来ない･･･



【操り人形】は、自分で動くことはできないけれど、
いろんな動きができる･･･

いろんな場所で、いろんな部分をいろんな動き方ができる･･･








それは･･･まるで･･･






そう･･･もしも･･･







もしも、貴方が人形のような人生であったなら、どちらを選びますか？



一つは、自由だけど、狭い範囲だけしか見えない世界･･･

もう一つは、不自由だけど、広い範囲が見渡せる世界･･･



貴方は、どちらの世界にいきたいですか･･･？





それとも･･･ただ、座って見ているだけの人形になりたい？








アリスは、そんな人形･･･薔薇乙女たちが夢みている、

無慈悲なほど自由で、冷酷といえるほど温かい･･･

けれど･･･

縛られない可能性のある･･･未来なのです･･･
















『なに･･･この状況は･･･』







『･･･美しくないのだわ。』




『貴女がいながら、どういうことなの、翆星石？』













『･･･いきなり現れるなり失礼な人形なのです･･･って･･･』


『おまえ･･･誰です？』












『忘れたの･･･？』











『･･･使えないメイドが来やがったですぅ。』






『真紅なのだわっ!!』














：：：：：　追記　：：：：：

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