†＿塔の上の姫君＿†

先週の終わりまで、近隣の映画館は、
軒並み震災による影響で閉まっていたのですけど、
週末からようやく再開されましたので、お休みに映画を見てきました。

元々、見る予定だった映画は、塔の上のラプンツェルでした。

でも、いざ、映画館に着いた時に謀反が起きたのです。
一緒に行った相方がＧＡＮＴＺを見たいって言い出したのです。

そう･･･ＧＡＮＴＺ･･･嵐の二ノ宮くんが主演なのです。

そ･･･そりゃ、わたしだって、どちらを見たいって聞かれれば、
まずは、ＧＡＮＴＺって答えます。


ちょうど、義姉も一緒に来ていたので、気を使ってくれ、
リアル娘と塔の上のラプンツェルを見てくれるって言ってくれたのですけど･･･



娘･･･わたしの服を握りしめ、まっこう否定してくれちゃいました･･･



･･･で、予定通り？塔の上のラプンツェルを見てきました。


3Ｄの方を見たのですけど、別に3Ｄにする必要はないような･･･

内容は、普通に面白かったです☆
グリム童話の原作をうまくディズニーらしくアレンジされていて、
見ていて飽きない感じです。





ＧＡＮＴＺの方は、
スプラッタホラー並みに、次に何が起きるか常にビクビクしていて、
ずっと手に汗を握っていたらしいのですけど･･･

結果的にラプンツェルで、わたしにとっては、正解だったのかも？










『みぃ～つけたぁ♪』

『わたしの足下の方でいったい何をしてるのかしらぁ、真紅ぅ？』





『水銀燈･･･』

『きぃ～、呼んでもないのに下りてきやがったですぅ～』

『真紅、どうするです？』






『放っておきなさい、翠星石。』





『水銀燈･･･そうね、でも、こうも言うのだわ。』


『ナントカは、高いところに登りたがるって･･･本当ね。』








『ナントカって、なによ･･･』







『これから、くんくんタイムだというのに･･･』

『そんなところにいても、テレビが見えないんじゃなくて？』








『･･･くんくん･･･？』

『なんですって？』











『な･･･なに言ってるのよ。』

『ここに居たって、テ･･･テレビくらい、見えるわよ･･･』






『･･････水銀燈。』

『無理しないでこちらに来ることをお勧めするのだわ。』

『･･･低いところだけど、快適よ』











『････････ﾌﾝｯ///』

☆少し早めの桜見物☆

大地震がくる前の日曜日･･･
チラリと東伊豆まで行ってきました。



そう･･･桜･･･を見るために♪


桜といっても、寒い時期から咲きはじめるといわれる河津桜という種類ですけど、
今まで北海道に住んでいたため、
桜なんて、5月の連休にしか見る機会がなかったのに、
2ヶ月も早いこの時期に桜を見られるなんて、考えもしませんでした。




川の両岸にずっと連なり咲いていて、
それに、川の土手部分には、菜の花がいっぱい咲いていて、
もう辺りは、春色で覆いつくされてました。



なのに･･･まさか、次の日雪が降るとは･･･


最近は、また寒い日が続いていましたし･･･
･･･ありえないですよね。




桜見物を堪能した後、少し遅めの昼食。

帰りがけの路上に名物、びっくり天丼の看板文字がとても気になったので、
ついつい、その磯料理のお店に入りました。


･･･で、これが名物、びっくり天丼☆



超巨大な海老が2本、聳え立っていました･･･

案外、衣だけかと思いきや、中身もずっしり入っていて、
2本目も食べると、おなかがきついのなんのって･･･


･･･しばらく天丼はいいかな･･･って感じでした。



そして、今回のもう一つの目的だったものを見に稲取に･･･



そう、稲取は【つるし雛】の発祥の地だったのですね。

以前、雛人形のコメントでお話が出てから、少し気になっていたのです。
勝浦のひなまつりの方は、すでに終わってしまったのですけど、
こちらの方は、まだ開催していると知って、ぜひ寄ってみたかったのです。




つるし雛･･･




はじめ･･･そんな言葉を聞いたときに思い描いたのは、
まるで、テルテル坊主のように、古くなった雛人形がずらりと吊るされた光景･･･



････････････････

今、思えば、かなりシュールだったかも？



実際は、この地方で昔の貧しい家々が、
雛人形のかわりに、小さなお人形を我が子たちのために手作りで作ってあげ、
雛壇のかわりに一本の糸に何段もお人形を吊るしたものなんだそうです。



そして、一本の糸に付ける人形は、1～11までの奇数だと決まっているそうです。

それは、家族がバラバラにならないように割り切れない数にするため･･･




たとえ、姿やカタチは違えど、
我が子に対する親の思いは変わらないものなのですね。



なんとも心温まるお雛様でした☆









『///･･･翠星石だって･･･』



『【つるし雛】を作ることなんて、造作もないことです///』


『べ･･･別に、お前のために作ったわけじゃねーですけど･･･』

『どうしても見たいっていうなら、見せてやらんこともねーです。』



『ありがたく見るですぅ///』











吊るし首･･･


(　 ﾟ ▽ ﾟ ;)　





････････････翠星石っ、　　

それじゃあ、【つるし雛】じゃなく、【つるし雛苺】でしょ･･･(ﾉ≧ο≦)ﾉ








『なっ、なにいってるです///』

『どっちだって似たようなモンですぅー。』

『さっき、お人形を吊るしたものが【つるし雛】だって、お前はいったです。』

『だったら、これだって、りっぱな【つるし雛】ですぅ･･･』






･･･　(ﾟｰﾟ;　



そういわれると、なんだか理に適っているような気がしますけど、

でも、だからって、その吊るし方は酷いんじゃ･･･



せめて･･･胴で結んで･･･









『･････････ﾎｻﾚﾃﾙﾉ？･･･ﾋﾅｲﾁｺﾞ･･･』

『･･････ﾄﾞｳｼﾃ？･･･』







ほ･･･干されてる？(＝◇＝;)　










じぃ～っ



『･･･ﾜｶｯﾀ･･･ﾃﾞｽﾜ』








(;^_^A････････････雪華綺晶、何が分かったの？










ｼﾞｭﾙﾙﾙ･･･



『マスター･･･何日干せば【食べごろ】なのでしょう？』









･･･(ﾟｰﾟ;lll) 　





････････････きらき

･･･それ･･･干物じゃないから･･･　(llv.v)｡

★銀河鉄道の終着駅★

計画停電が始まった初日は、家にいたのですけど、
なぜか結果的に行なわれず、
次の日から、昨日までずっと都内にいましたので、
まったく、停電知らずで暮らしてきたのですよね。

そして、昨日久しぶりに家に帰るために、列車に乗っていたら、
ある場所から、いきなり外が真っ暗になってしまいました･･･



なんだかそれは･･･まるで、人間の世界から、黄泉の世界に入ったみたい･･･



列車の車内はとても明るかったのですけど、
外に見える明かりは、線路の横に沿ってる道路の先の方から、
時折、近づいては走り去る車のヘッドライトだけ･･･



そして、数分後、列車は自宅の近くの駅に着きました。
その列車は、偶然にも当駅止まりで、
中に乗っていた乗客は、全て降りていくのですけど、
いったいどこへ歩いていくのか不思議な感じでした。
それも･･･列車の車内に居たときと同じで、
やはり明るいのは、駅の構内だけで、
駅の向こう側･･･改札を通り過ぎて駅を降りる階段の先は、
まるで闇に吸い込まれてなくなってしまったようだったから･･･


普段は、まわりのお店の照明が煌々と灯っていて、
人の喧騒が時には、うっとおしい位の街なのに、
聞こえてくるのは、今降りた人たちの足音と、
今まで乗っていた列車が当駅止まりで、
このあと回送となり、車庫に収納されるので、全員降りるようにと、
注意を促してくる駅員の放送だけ･･･



･･･普段は駅前なので、車もいっぱい通っているはずなのに･･･



あるのは、１台止まっていた車の車幅灯の明かりだけで･･･

あとは、月の明かりが少々と、深い深い闇夜･･･






これが･･･自分の住んでる街･･･？




これが･･･計画停電･･･？

まるで、死んでしまいそうな世界そのものを
少しだけ垣間見た気がしました。




闇の中･･･帰路の途中にあるコンビニが、
バッテリー付きの非常灯を使って、お店を営業していた時には、
ほんの２，３灯の弱々しい薄暗い照明であっても、
まるで、世界中でたった一つだけの安息の地のように思えて、
とても温かくて、そして優しくて･･･

それだけで、なんだか嬉しくなってしまいました。




･･･で、家に帰ってきてから、しばらくすると計画停電が終わり、
また、いつも通りの世界が戻ってきました。








でも、きっと･･･






あの･･･コンビニの明かりだけは、この先も忘れることはないと思います･･･

長い一日･･･

大地震が起こってから、一日半が経ちました。
次第に明らかになる惨状に、愕然としています･･･

11日は、まったく交通が麻痺していたのですが、
かなりの早さで、深夜には地下鉄など復旧していきました。
ですが、わたしの家までは、さすがに届きませんでした。

また、関係各会社の安否確認もとらなければならないため、
そのまま２４時間勤務となり、わたしは会社に居残りでした。


唯一、気になっていたのは、家族や家や･･･薔薇乙女たち･･･

しばらく･･･というか、何時間も音信が途絶えていて、
とても心配していたのですけど、
夜の９時ごろ、ようやく無事な連絡がとれて、ホッとしました。


そして、確認の目途もついたので、数時間前に帰ってきました。


･･･で、部屋に入ってみると･･･

家族から聞いて、少しは心構えが出来ていたのですけど、
床にルイルイと、人形たちが転がっていました。


転がっていたのは５体･･･よく見ると、みんなＤＤたち･･･
ミゥなんて、胴体がジョイント部分で外れて、まっぷたつになっていました･･･



なのに･･･
なのに、ＳＤたち･･･特に薔薇乙女達は･･･
各々のところで、曲がりもせずに立ってたり、
落ちもせずに鞄をたてた上に座っていたり･･･と、
まるで、何事もなかったようでした･･･

部屋は本棚から本や小物が落ちていて、散らかっているというのに、
彼女たちのまわりは、へんに綺麗なままで、
なんだか、ちょっと微妙な違和感を感じちゃいました･･･


･･････


実際は、もともと、何かあると嫌なので･･･
（以前にもヴィクトリカを床に落としていますし･･･）
余計なものを近くに置かないようにしていただけだったのですけど･･･ね。

でも、それが幸いしたみたいです。



ですから･･･とりあえず、薔薇乙女他、みんな無事です。

ご心配してくれた方々、ありがとうございます･･･







今回の地震で、多くの方々が犠牲になられています。
被災された方々の早めの復旧ができることをお祈りすると共に、
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。








：：：：：　追記　：：：：：

すっかり忘れていましたけど、
今日はＨＴドルパ京都･･･でしたのですね。


参加される方たちにとって良い一日でありますように♪

*☆*Ｐｅａｃｈ***Ｐｉｔ ｉｎ*☆*

ご近所さまから頂いた桃の花が綺麗に咲いてきたので、
翠星石と一緒に撮ってみました☆





『すごいですぅ･･･』



『昨日までみんな蕾でしたのに、いきなり咲いてきたです。』






『クスッ･･･かくれんぼもできちゃうです。』



『ダメ人間、翠星石を捕まえてみるですー♪』






『この優秀な庭師の翠星石が、お前におまじないをかけてやるです。』



ＣＨＵ*ﾟ ゜ﾟ*☆☆☆



『明日は、もっと、もっと元気にいっぱい咲きますように･･･ですぅ♪』